4/25 長田地区にコミュニティバスを走らせよう!②

4/25 長田地区にコミュニティバスを走らせよう!②

 

写真は㈱KMSバスさんが用意したコミュニティ循環専用バス。中央の松本博社長を私と市議の島さんで囲んでルート確認走行前に事務所横で撮った記念写真。

現在検討中の4ルートを実際に使用予定のバスで試験運行し、時間の計測、停車の安全性、バス停設置可能場所を確認しました。

運行スタート目標はちょうど一年後の来年4月。

現在具体的な検討に入ったルートは、安倍川駅東口から長田東、川原の二学区をそれぞれ循環する2ルートに加え、安倍川駅西口から鎌田、丸子へ向かうルート、そして用宗駅から長田南を循環する4ルートです。先週には、丸子の長田西、向敷地などの長田北の両自治会連合会長との面談をして、両学区へのバス路線実現のご要望もいただきました。

どのような規模のバスであれ、今や路線バスはほとんどが赤字。不採算区間への乗り入れや不採算時間帯の運行も、採算に合わない少数の利用者のために維持しているからです。今検討している長田地区のコミュニティバスも例外ではなく、計画段階から運賃だけでの収益性は全く確保できないのはわかった上でのスタート。

私たちが目指しているのは、

① 既存の交通網との連携による移動利便性の向上と賑わいなど活力の創出

② 高齢者などの病院、買い物への交通手段を実現すること

③ 地元企業や観光の情報を発信してバス自体が情報基地になること

④ そしてバスに乗ることが楽しみになること

です。

これから、地域の医療機関、商業施設、自治会を回って丁寧に説明を繰り返し、ご理解と協力を求めていきます。

私にとって地元でのバス運行実現の挑戦は3度目です。

最初は市議1期目の頃で合併直後に実現した区役所長田支所の誘致に合わせて挑戦しましたが、安倍川駅の整備と駅前広場の実現後に具体的に検討する方が良いとの理由で断念、2005年の頃です。二度目は県議当選直後の10年程前で、在宅医療が主流となる地域包括ケアシステムが始まろうとしていた頃で発起人は地元医師の先生でした。この時には行政や既存交通事業者からの理解が全く得られなかったために断念。そして今回です。

これまでと違うのは、事業者が登場してくれたこと。行政が総合交通ネットワークを実現するMAASに取り組んでいること、そして既存交通事業者からも一定のご理解が得られそうな点です。

医師、歯科医師、自治会長、社会福祉協議会、地元企業、そして市行政に私たち県議、市議。

長田地区の総力をあげて実現を目指します❗️

バスは欲しいですか?誰だってこの質問はYESです。

『欲しい』と『乗る』を一致させる。そのための課題を一つずつ解決して、実現します。