5/18 特別支援学校の拡充新設に備えて

5/18 特別支援学校の拡充新設に備えて

■ 東静岡駅周辺・通学路のバリアフリーを総点検!

 

令和8年の開校を目指して、静岡県は駿河区曲金の県視覚特別支援学校の敷地内に、新たに知的障害対応の特別支援学校の新設を進めています。

これは手狭になった葵区の静岡北特別支援学校の機能を補完するのが目的で、新設すれば知的部門の高等部で117人の定員が増員されることになり、葵区、清水区と並んで駿河区にも特別支援教育の機会が得られることになります。

今後は令和6年からの新校舎の建設工事に向けて、設計、現校舎の解体などが進められますが、この工事期間には、現在通学している視覚特支の生徒さんたちは、仮校舎として済生会病院北隣の南部支援学校に一時的に移転となります。

こうした予定を背景に、議員活動の一環として、予定地の現視覚特別支援学校、仮移転先の南部支援学校に通う、JR東静岡駅、静岡鉄道柚木駅からの通学路についてバリアフリーの総点検行いました。

この調査には、

視覚特別支援学校から、村田副校長先生、同校教員で視覚障害の当事者でもある渡辺先生、松本先生、PTA会長さん、行政からは県教育委員会、市駿河道路整備課、静岡南警察署の交通規制係のおまわりさん、地元からは西豊田学区の自治会役員さんに加えて、グランシップ@マルシェの松下さんも私の事務所のスタッフとして参加してくれました。

白杖を利用するお二人の先生を先頭に、2時間半に及ぶ時間をかけて通学路全ルートのバリアフリー充実度を点検、重視したチェック項目は、

① 点字ブロックの破損、摩耗、自転車などによる阻害

② 通学路の全行程についてブロック導線がつながっているかの確認

③ 交差点の音声ガイド

④ 新校に通う重複障害の方々を想定して、車椅子対応の段差の解消 など。

東静岡地区がバリアフリーを重点的に進めたエリアでもあって、他地区に比べると歩道の広い区間も多く、点字ブロックはほぼ全行程に施されていましたが、やはり摩耗や劣化が目立ち、更には障害当事者と一緒に歩かなくては気がつかない、普段当たり前に目にしている構造物や設置物がいかに危険か、ということも分かりました。

今後は、調査結果をレポートにまとめ、それぞれの行政機関に改善を要請し、予算確保に向けての協力をお願いしていくことになります。

仮移転まで一年半。限られた期間ですが、できる限りの安全対策を進めて、特別支援学校の移転に備えておきたいと思います。

ご協力くださいました関係者の皆さん、お疲れ様でした!

久しぶりにあんなに歩いて、ちょっと疲れましたね…!