熱海土石流災害で県議会特別委員会設置へ

県議会で特別委員会設置へ

■熱海土石流災害で

昨日の県議会本会議で、熱海土石流災害に対する県行政対応検証委員会の検証の正否を訊すために、今年度、特別委員会が設けられることとなりました。

逢初川源頭部で発生した土石流は違法な盛土が原因だったのですが、この盛土行為を抑制する責任は、果たして熱海市にあったのか、それとも県にあったのか。両者の主張が食い違う中で、県が設置した検証委員会は最終報告書を提出しましたが、この検証が正しく行われたかも含めて、県議会でも特別委員会で調査することとなったのです。

6月の議会質問で、県当局の実務上のミスだと主張した私は副委員長を担当することになりました。

発生原因を源頭部の地下水としてきた県の主張に異議を唱える専門家もおり、検証委員会が非公開で開催されたことがあったり、盛土行為が行われていた当時の記録が残されていないなど、不透明なことが多いのです。

任期最終年度のため、特別委員会は年内の調査終了を目指して集中的に開催することとし、来年早々には調査結果を議会で報告する予定。

亡くなられた方々、ご遺族の皆さま、被災された方々への誠意として、正しい結論を導かなくてはなりません。