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12/30 伊豆高原の池田20世紀美術館を訪れて

12/30 池田20世紀美術館

 

年末の休みに伊豆高原の池田20世紀美術館へ。

息子が小学校に上がってから、科学館や美術館、博物館に行く機会を作るようになりました。

長い時間見続けるのは大変なようですが、私は割と真面目に見入っています。

絵画や彫刻を見ることは、本を読んだり、映画を見たりすることとは違って、私のような素人には、言語の説明がなければ理解することができませんし、見るだけで感じる迫力を感性として処理するにも、あまりに経験不足で、つい私は言語での説明を求めて、物語を知りたくなります。

最近は政治に対してもそう思います。政治は、現場の汗を普遍化する作業です。これは言語であり、制度化であり、裏付け予算の確保です。

私たち地方議員は常に現場にあります。わざわざ現場主義を掲げるまでもなく、地方議員の仕事は現場への対応であり、極めて現実的であり、即応的であり、実利的です。時々私は、地方議員に求められる即応的な対応、わかりやすく言い換えれば「対処」から、その手法をどこに行っても通用できるような「制度」や「手続き」時には「戦略的な政策」へと普遍化したいと強烈に感じることがあります。

人々の芸術的な営みは、作品を通じて普遍性を訴える作業だろうと感じることがあります。

政治もそうありたい、そうあらなければならない、と思うのです。

これを希求しなくては、政治家は、短期的に名を上げる野心から逃れられないと思うのです。

私が現場で直面する困難へのアプローチが、その解決から制度化へと高まるとき、私ではなくても、誰でも、いつでも、どこでも、解決に導いていくことができます。私はそういう政治をやりたい。地方議員の仕事をそういう形で伝えたい。

年末にゆっくりしようと地元を離れたのに、結局ホテルでブログを書いています。