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1/16 安全な漁場実現へ、県調査船で沈木調査

1/16 県水産技術研究所の調査船『駿河丸』乗船

台風被害の沈木調査でシラス漁場の安全確保を!

 

今日は、焼津の小川港から県水産技術研究所の調査船『駿河丸』に乗船しました。この船は、昨年5月に着艦したばかりの最新鋭で、先進技術や海洋調査に要する様々な設備が搭載されている優れもの。

目的は安倍川河口付近湾内の沈木の場所、規模、シラス漁船や漁網への影響調査で、この沈木は昨年9月の台風15号によって、上流から流れてきた流木が沈んだもの。この沈んだままの木々が、シラス漁の網を損傷するとの被害報告が相次ぎ、昨年末に水産振興議連の森県議・会長にお力を借りて、県魚連、県水産関係課、清水漁協、用宗支所、用宗船曳組合の方々、そして地元の島市議にもお集まりいただいて、沈木対策の協議を始めたのです。

今日がその第一弾の取り組みで、広い湾内のどこに、どの程度の流木が沈んでいるのか、ある程度の目星をつけるための調査。調査船では比較的深いところを魚群探知機を使って調査、浅瀬は市の補助を利用して用宗の漁師さんたちがこれから調査を実施します。

駿河丸による調査を依頼した以上私も同乗させていただいて、お役に立つこともなかったのですが、調査に同行したわけです。天候も穏やかで安心して、気合を入れて、かなり高いテンションで乗り込んだものの、次第に身体が船の揺れに反応、後半の深海に向かうにつれて船酔いへ…。

海上に逃げ場はない…。6時間の航海は長かった…。

それでも調査の概要も現場で掴めたし、13人のクルーの皆さんのお仕事ぶりも拝見することが出来ました。本当に丁寧に調査をしていただきました。

今回の調査、漁師さんたちによる浅瀬の調査結果を元に、沈木の位置を特定し、今度はダイバーさんを乗せた船で撤去作業へと進みます。もちろん、そのためにも近々県の担当者への要望と情報共有に努め、3/21のシラス漁の開始日までに実行したいと思っています。