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2/14 2月定例会 本会議初日

2/14 県議会2月定例会 開会

 

今日から2月議会が始まりました。年当初の議会は来年度の予算を審議する、一年で最も長く大切な議会です。

今日は午前中に来年度の主な事業について、各部局長から説明がなされ午後からが本会議。開会冒頭に知事の所信表明がなされます。

それほど重厚な重点的予算配分が見られた訳ではありませんでしたが、社会の動きに呼応した事業展開が示されています。

コロナが5類に位置づけられるなか今後の新興感染症への対策へと政策がシフトされてきたこと、不適切な盛土が相次ぐ本県での対応、環境と経済の両立として脱炭素化への支援策などが新たな動きです。

私は、これまでの議員活動のなかで、今ほど社会的な転機を感じたことはなかったと思うのですが、知事が示した予算案には、現実的な対応を迫られる外国人との地域共生や、脱炭素化を牽引する新技術導入による社会全体のイノベーション効果への挑戦、人口減少社会の課題への取り組みや拠点形成による産業集積にも力強さや斬新さも感じることができず、印象としては、国が用意した補助金事業の採用予算といった感じです。

政治は批判することではなく創造することです。リニアも含め、国にも市にも対案なき反論を繰り返す県政では、創造的予算を編成できないということでしょうか。国際的な緊張問題も含め、この時代の大きな転機に緊張感が感じられずがっかりしています。

いずれにせよ、私たち会派の取り組みとしては、各種団体から要望、物価高騰などの社会情勢を受けて知事に要請した内容の予算確保を確認しつつ、今回の予算に盛り込まれた課題解決のための支援事業について、適切に情報発信に努めます。

さて、昨年末の本会議から、静岡県議会ではペーパーレス化の取り組みが本格化。議員一人一端末が実現し、議場にタブレットを持ち込み。今日のところは、画面と紙資料の併用でしたが、私は早々にタブレットを断念。きれいにメモ書きができない、そのメモを自由に持ち歩けない、メモを集約して疑問箇所だけを職員さんに質問できない、など、習慣化した『予算書』や『議案説明書』との付き合いから切り替えられませんでした…。

ペーパーは無くなっても手間は増える気がするのは、私だけでしょうか…?

アンダーラインも引かず、メモも持ち歩けず、会議の時だけ資料を眺めるのではな仕事にならないのですか…。