2/27 新型コロナウイルス5類へ移行

1月27日、政府はコロナ感染症の法律上の位置付けを5類に定めると発表しました。5類というのは、季節性インフルエンザと同等の感染症ということですから、これまでような厳しい規制が随分緩和されることになります。開始はGW明けの5月8日。但しオミクロン株とは病原性が異なる変異株が出現すれば見直しもあり得ます。

 これが実現すると、政府による就業規制や入院勧告、外出規制や行動制限などが行えなくなり、感染者数の全体把握も行われなくなりますから、毎日のように伝えられていた数字発表がなくなります。

 医療機関の対応も変わり、これまで特定の病院でしかコロナ患者の受け入れはしませんでしたが、移行後は幅広く様々な病院・診療所での治療が可能となりますが、医療機関でのクラスター抑制のために、発熱外来の制度は当面続けられるようです。

 一方、医療費やワクチン接種の公費負担は当面は継続されるようですが、感染して無料で届けられていた食料などはなくなります。

 法律上の位置付けが変更されても医療現場での患者さんへの対応が急激に変わるわけではなく、クラスター発生を抑制するための細心の注意が続けられます。現場の方々のご負担を忘れず、状況に寄り添った対応を進めて行くことが大切です。

 マスクの着用、うがい、体温測定などは個人の判断へと移行していきますが、これまでの経験を踏まえを健康維持を優先して励行を続けてほしいと思います。