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3/3 久能地区台風被害からの復旧会議

3/3 久能地区台風15号被災からの復旧会議

 

久能地区は昨年9月の台風で甚大な被害を受けました。

久能山から久能地区の宅地や農地に流れる小さな河川や水路のほぼ全てに土砂が流れ込み、溢れた崩落土砂が道路へ、民家へ、ビニルハウスを襲いました。

被災後、収集した情報を元に業者さんやボランティアさんの手配によって土砂の撤去、処分という応急処置を済ませ、工事や修繕作業などが必要な箇所は国の災害認定の査定にかけました。そして今日は、これまでそれぞれが担当ごとに動いていた被災対応について、関係者一同で情報を共有して、まだ残された課題が何かを整理して、今後の対策へと繋げる会議を開きました。

久能地区の全町内会長、県土木事務所、中部農林事務所、市河川課、道路整備課、治山林道課、そして私と事務所スタッフで2時間に及ぶ会議でした。残された課題は9つ。腰を据えてじっくり取り組みます。

1、河川を埋めた崩落土砂の原因となった上流部、山間部の堰堤の管理

2、土砂によって荒廃した農地の再生

3、河川河口部の堆積土砂の撤去

4、損壊道路の修繕

5、定期的に点検作業が必要な事項の整理とマニュアル作成 などなど。

必要に応じて、行政担当者の不足している調査を進めるとともに、地元からの要望書の作成と提出、予算の確保と事業化の実現を進めていきます。

応急処置、修繕がゴールではなく、再発防止策の実現がゴールです。