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台風2号の爪痕

6/2 台風2号の爪痕

 

昨日から東海地方に襲来した台風2号。

愛知県、静岡県西部で線状降水帯が発生、磐田市の敷地川では堤防の決壊が伝えられました。

今朝になってから私も地元駿河区を巡回。

大雨で被害を受けるところはほぼ同じ地区。

長田東の丸子川沿線から長田南の大和田、小坂を確認しつつ車中から長田地区と駿河区沿岸部の全自治会連合会長に連絡、把握している被害状況について情報交換。

中島、大里東、大谷、登呂では今までのところ深刻な被害は見当たらないものの、小坂地区の集落奥地で土砂の流出、向敷地では倒木がありました。

そして今回も深刻な被害を受けたのが久能地区。

東西に伸びる久能地区は、海岸と山地に挟まれた狭隘な農村地区。用水の利用も兼ねて山地からそれぞれの集落ごとに河川が流れている地形で、今回も東部の鍋沢川、中央部の杉沢川、西部の殿谷川で大規模な河川への土砂流入が発生。

私が駆けつけた9時頃には既に事業者さんが撤去作業を始めており、住民の皆さんも道路の片付けを行っています。

今日は、特に杉沢川の土砂撤去にあたってくださっていた登呂地区に本社のある㈱マジマの真島社長にご案内いただいて、河川上流の土砂崩落の原因となった砂防堰堤の状況も確認できました。

昨年9月の台風15号以来、土砂の撤去と陥没や破損道路の修繕などを続けてきましたが、山間部の現地調査の企画中に今回の被災となり、大変悔しい気持ちです。

今回こそはこの源流地の原因に対して、災害復旧の対応を実現して、根本的な原因対策に繋がるよう対策を見つけなくてはなりません。